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「起動」は、2025年大阪・関西万博に向けて世界が注目するスタートアップを創出するため、関西圏の企業・大学・自治体のリソースを結集させたインキュベーションプログラムです。2023年10月から2期の募集を開始し、182件の応募の中、以下のとおり採択5者が決定しました。

採択者

株式会社QioN

代表取締役 平野 祥久

触媒や膜の技術を生かし、エネルギー・物質の持続可能な生産技術を提案する

株式会社QioNは、強靭かつ高い伝導度を発揮するイオン伝導膜の合成技術、及びそれらを用いたプロセスの設計といった化学工学的知見を基に、燃料電池のコスト削減や性能向上を始めとする様々な応用を開拓するスタートアップです。先端的なモノづくり技術を駆使し、日本が誇る科学技術の社会実装に邁進していきます。

光オンデマンドケミカル株式会社

代表取締役CEO 津田 明彦

下水・海水・空気から光で医薬品原料をつくる

光オンデマンドケミカル株式会社は、下水、家畜の糞尿、生ゴミなどから発生するバイオガスの主成分であるメタン、海水の電気分解で発生する塩素、空気に含まれる酸素を原料として、光で医薬品原薬や中間体をつくるスタートアップです。メタンは二酸化炭素の約25倍の地球温暖化係数を持ちます。気候変動に大きな寄与を持つ温室効果ガスであり、大気への放出削減が強く求められています。光オンデマンドケミカル株式会社は、安全・安価・簡単かつエコな独自特許製法で、バイオガスを原料とする高付加価値化学品の生産・販売事業を展開します。産官学金コンソーシアムによる「光ものづくり拠点」を近畿地区に形成し、SDGsへの貢献をめざします。

株式会社TearExo

代表取締役 堀川 諒

「なみだ」で健康的な生活を守る新しい検査カルチャーを開化する

株式会社TearExoは、健康的な生活を守る、「なみだ」を検体とした新しい検査カルチャーの開化に挑戦するスタートアップです。これまで検体とされてきた血液や尿に比べて、「なみだ」は痛みなく、時間や場所を選ばず簡単に採取可能な検体です。「なみだ」に含まれる、疾病マーカーである細胞外小胞を、前処理なしに、迅速、簡便、高感度、低侵襲で検出できるコア技術「TearExo法」による涙液検査によって、日常のあらゆるシーンでより簡便な検査が実現できます。TearExo法の高い汎用性を活かして様々な疾病に同時展開することで、「いつでも、どこでも、誰もが簡単に自身の健康リスクを把握して、疾病の罹患や発見遅れの恐怖から解放される世界」をめざします。

株式会社Holoway

取締役CEO兼CFO 佐藤 雅仁

デジタルホログラフィ測定でモノづくりの未来を切り拓く!

Holowayは、デジタルホログラフィを活用した精密測定検査技術の研究開発を行う兵庫県立大学発スタートアップです。これまで実現しなかった"大面積"×"ワンショット"×"ナノオーダー"測定を可能とすることで、宇宙・半導体等の先端技術産業におけるイノベーションを創出し、カーボンニュートラルや製造DXの推進にも貢献していきたいと考えています。また、光波動を電子情報として捉えて応用する"デジタルオプティクス"という領域を発展させ、デジタルホログラフィ測定をモノづくりにおける新たなグローバルスタンダードにするというビジョンに向かっても果敢にチャレンジして参ります。

リバスキュラーバイオ株式会社

代表取締役CEO 大森 一生

真の血管再生医療によって世界中の患者さんの人生を変える

リバスキュラーバイオは真の血管再生医療を実現し血管疾患に苦しむ患者さんの人生に届けます。全身に酸素や栄養をとどける"血管"は全長10万kmにも及びます。この血管が障がいされると臓器は適切に機能できず、心疾患や認知症など多くの疾患の原因になります。特に微小血管の障がいに対して現在十分な治療法がないため、患者さんはもちろん、その家族や医療者も厳しい闘いを強いられています。我々は世界で初めて発見された血管をつくる幹細胞である”血管内皮幹細胞”を細胞医薬品として開発し、これらの疾患に対する新たな治療法を創出します。ひとりでも多くの患者さんの明日に希望の光を灯すことをめざして。

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公益財団法人 大阪産業局

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