採択スタートアップ

Yellow Duck社は、海の波や潮流などの海洋エネルギーを利用して発電する技術を開発するスタートアップ企業です。これまで十分に活用されてこなかった海の再生可能エネルギーを電力として生かすことで、安定的で持続可能な脱炭素社会の実現と、日本のエネルギー自給率の向上を目指しています。

株式会社EX-Fusionは、大阪大学発のスタートアップとしてレーザーフュージョンエネルギーの実現を目指しています。
この革新的なエネルギーは二酸化炭素を排出しない安全で持続可能な究極のクリーンエネルギーであり、当社はその実用化に必要な技術開発を加速しています。
そして、商用炉実現の過程で得られる最先端の光制御技術・知見を、エネルギー分野にとどまらず、多様な産業分野の技術開発に活用し、未来に貢献します。

ソラリスバイオは世界で初めて、有機溶媒を含まない凍結保存液の開発に成功しました。細胞は凍結により長期保存可能となりますが、有毒な有機溶媒を使用する必要がありました。再生医療の普及のために安全な凍結保存液の開発が望まれていました。当社は唯一この課題を解決できます。本製品は特殊な細胞洗浄をせずに細胞製剤を投与できることを目指しており、専門の病院でなくても再生医療を受けられる社会の実現に貢献したいと考えています。

光オンデマンドケミカルは、下水、家畜の糞尿、生ゴミなどから発生するバイオガスの主成分であるメタン、海水の電気分解で発生する塩素、空気に含まれる酸素を原料として、光で医農薬原薬やポリマーをつくるスタートアップです。メタンはCO2の約28倍の地球温暖化係数を持ち、大気への放出削減が強く求められています。当社は、安全・安価・簡単かつエコな独自特許製法で、バイオガスを原料とする有用化学品の生産・販売事業に取り組んでいます。

気候変動問題に対する危機意識から、持続可能性を意識した産業活動が重要になっており、世界的にバイオものづくりへの期待は大きくなっています。
東大発のディープテックスタートアップであるミーバイオは、微生物の代謝経路を光によって制御する技術を活用し、
バイオものづくりの大量生産に有用な「光制御型バイオ生産システム mii-Bioprocess」をグローバルに展開します。